NPO法人の問題
NPO(特定非営利活動法人)という資格の下、勝手な行動を起こして問題になっている一つのケースです。
沖縄タイムス データベース シーサーくん より
<2006年1月31日> 朝刊 1版 社会26面(火曜日) カラー
久高島の神木30本伐採/フボー御嶽 中部のNPO謝罪/「神聖な地」怒る区民
【久高島=南城】多くの伝統祭祀が残り、「神々の島」として知られる南城市知念・久高島の「フボー御嶽」で、本島中部のNPО法人が神木のクロツグ(地元名マニ)を無断で伐採していたことが三十日までに明らかになった。市指定文化財の同御嶽は世界遺産・斎場御嶽と並ぶ「琉球七御嶽」の一つで、祭事以外は入域できない聖地。久高区(内間順千区長、約三百人)の西銘政秀副区長は「無残な伐採は過去に例がない。心ない人たちが神聖な地を荒らし、決して許されない行為だ」と怒りをあらわにしている。(中島一人)
久高区によると、伐採されたのはフボー御嶽内、南北の遥拝所がある場所。確認できただけでも約三十五平方メートルにわたって直径十五センチ、高さ二メートル以上を含む五カ所約三十本が根っこ部分から伐採され、林の中に野ざらしになっていた。
二〇〇五年十二月下旬のカミンチュ会議で伐採が明らかになり、内間区長らが確認。今月二十六日、区長らが市教育委員会でNPO法人側に会い、抗議した。
市教委は、市文化財保護条例の「無断原状変更」に違反したとして「注意・指導した」としている。
席上、NPO法人側が事実を認め、区に謝罪し、始末書の提出を双方で確認した。法人側は十二月下旬に心の相談などの活動を目的に身障者らを連れて島に入り、「御嶽で清掃をした際、誤って木を切った」などと説明しているという。
フボー御嶽は男子禁制で年中行事で使用。入域してはならないことを示す立て看板が設置されている。同NPO法人の関係者は一九九七年十二月に斎場御嶽一帯の森にある樹木を「掃除のため」と伐採、悪質な行為と問題になったことがある。 (後略)
これを琉球新報の記事で確認したところ、
NPO法人は障害者の心の治療を目的として活動しているという。同NPO法人によると2005年12月下旬、心の治療をして回復した人のお礼として「神の声にしたがって」フボー御嶽に無断で入ったという。(抜粋)
というように、NPO法人とはいいつつ宗教団体の発するような言葉がそこで言われているようでした。
また「斎場御嶽…悪質な行為と問題になったことがある」との記述を手がかりに探してみますと、この団体のことがこちらの「シマウタ37.6度」というブログさんで、「過去の問題をふり返る」として採り上げておられます。
例のウタキ荒らし事件の続きです。
過去の問題は、下記、沖縄タイムスのデータベースからご覧頂けます。
なんと、やはり、宗教絡みのようですね……。
そしてまた、今回の事件が繰り返され……。
これでは、確信犯だと思われても仕方がないかも……。
せっかくの善意、ボランティア、清掃活動、障害者支援、
も、悲しいですね。
こちらの記述などを手がかりに、さらに追ってみたのですが、次のNPO法人でほぼ間違いないと思われます。
(一部名称を伏せます)
法人名 特定非営利活動法人 琉○心○ 認定特定非営利活動法人 代表者 氏名 金○○○子 法人認証年月日 200○年 8月24日 所轄庁 沖縄県 都道府県 沖縄県 主たる事務所(登記住所) 901-○○○○ 北中城村○○○○ ○○○○−○ 主たる活動分野 目的 この法人は、障害者・難病者・登校拒否児など、社会的に何らかのハンデをかかえている者、又は手助けを必要とする人々に対し、心のケアーを目的とした県内の文化財めぐり、農業・土木作業を通じての技術、自立支援などの事業を行い、ゆいまーるの精神のもとに、精神的サポートを提供し、すべての人々が心やすらいで生活できる社会づくりに寄与することを目的とする。
繰り返し確信犯的にウタキの樹木を切り、「神のお告げに従って」というところなどから見ても宗教団体と判断できると現時点では考えています。宗教法人を取らずにNPO法人格を取ったのにどのような意図があったかわかりませんが、それこそ私たちはNPO法人という認証だけでその団体を軽々に信じることはできないのかなと、ちょっと悲しいですがそう思いました。
※世俗と宗教の軋轢という感じで調べていたところ、このような事例(これは宗教どうしのトラブルに近いと思います)がありましたので、備忘で記しておきます。