韓国系カルト

 今現在入手している情報だけで一つの宗教をカルトと断ずることはできないと思いますが、それでも被害が言われニュースにあがってきたようではありますので、ワーニングとして触れておきます。教祖による性的暴行がささやかれ、カルトではないかと言われている「摂理」という韓国キリスト教系の新宗教があります。もし身近に当該教団の影がさしている方がおられたり、友人知人の口から肯定的にこの名前が出てくるようでしたら、かなり注意して情報収集にあたることをお勧めします。教祖はかつて統一協会のメンバーでもありました*1。そして統一協会原理研究会のみならず、キリスト教の教義を換骨奪胎して教祖の個人崇拝を言い、性的・金銭的に信者に負担を強いる新宗教は韓国に少なからず存在します(もちろん同様のものが日本にもないとは申しませんが、人口比から言ってもあちらの方が圧倒的に多いです)。


 S-tationというサイトがあります。ここは「摂理」の元信者さんで性的被害を訴える方々によって、他の方々が同じ轍を踏まぬようにと立ち上げられたサイトです。関心がおありの方は、他にもいろいろ探してどうぞご自分の目でご判断ください。


 一般論として申します。
 まず一つは、偽キリスト(メシアの再臨を騙るもの)はいつの時代にもいますし、聖書をしっかり読んだことがあればそれはいろいろなところで警告されていることに気付くはずということです。もしちゃんとお読みでなかったり、他人の導くに任せるだけであったならば、ご自分でただ読んでみるということをなさるようお勧めいたします。
 次に、半島キリスト教系カルトが日本に来て布教する時、かつての日本による朝鮮併合を「心の負い目」として意識させ追い込むケースが非常に多いということを知っておいてください。本当にそこに明確な責任があるのでしょうか? それは「原罪」でも何でもないことです。明らかな責任は、その人が避け得た行為にのみかかるものではないですか? 生れてもいない時の「責任」というものは詭弁の類ではないですか?
 最後に、信者としてカルト被害に逢われた方で真面目な方は、「自分も他者を勧誘していたので加害者になってしまった」と感じて被害の声も出さないことが往々にしてありますが、それは、これからさらなる被害者を出してしまう行為かもしれません。被害者顔して糾弾するのに躊躇う気持ちもわかりますが、小さくても声をあげるということが、これから一人でも二人でも被害を未然に防ぐことにつながるのですから。そしてそれはささやかながらも加害の償いにもなるのですから、どうか声をあげるのに躊躇わないでください。

追記

 朝日新聞に掲載された詳報がこちらのブログで紹介されています。

*1:テレビ朝日報道による