2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

有田芳生氏のスタンスが読めない話

参院選出馬表明があってから、氏がどういう政治的スタンスをお持ちなのかあちこち覗いてみましたが、いまひとつよくわからないというのが正直なところです。先日の都知事選のあたりでは、その浅野氏に批判的なスタンスの故か有田氏に共産党の走狗みたいな悪…

「生理的に…」

まだ私が小学校低学年ぐらいの時、母と街を歩いていてやけどで顔貌が変わってしまっている女の人とすれ違ったことがありました。通り過ぎた後で母に「あの人お面かぶってるみたいだったね」と話しかけた際、母から手ひどく叱られました。今から考えると、ま…

勝手な言葉

ひどく自分勝手な言葉を目にしました。そのフレーズをちょっといじってみましょう。 あと、万引きとかようするに店に迷惑かけているかどうかの問題でしょ? それは当事者間の問題でしょ。店の人でもない第三者が口を挟む問題ではない。 これはさすがに(万引…

「償えざる」の周辺

償えざる過ち、若き芽生えを妨げるも、その根は大地を強く掴む… (『ロミオ×ジュリエット』第十話予告冒頭) アニメ版のこの『ロミオ×ジュリエット』には擬古調の表現がはしばしに使われていて雰囲気を出しているわけですが、時々余計な違和感をおぼえさせて…

一年

愛犬が死んで早くも一年経ってしまいました。あとで切花でも買ってきて写真の前を飾りましょう。 去年の今頃は、いよいよ最期が見えてきて苦しそうにしていたので2日続けて仕事にお休みをもらい、ずっとついていました。あの頃のことはまだ鮮明に憶えていま…

仏教と女性差別

かつてアメリカのフェミニズム(というよりウィメンズ・リブ)の運動で「なぜキリストは男なのか」という疑問(と批判?)が語られたことがあったといいます。これが日本では「女性は仏陀になれるのか」という問いになって語られることはあるかもしれません…

「誰が一番得をしたか」だけしか見ないのは陰謀論のはじまり

何か事件が起きて、何故それが起きたのか、誰がそれを起こしたのかなどがよく見えないとき、結果として誰が得をしたのかを手がかりに経緯を考えてみるというのはしばしば為されることです。家の冷蔵庫からプリンが無くなった…ぐらいのことならいいのですが、…

『屍鬼』が(あまり)怖くなくなってくる理由

人にとって正体の見えないものが一番怖いのではないかと思います。何かいる、でもわからない。あるいはそこにいる、だけど何を考えているかわからない。そういった他者性が長編の途中で無くなっているため、『屍鬼』は前半のホラー系の話(とも言えるもの)…

だまされた〜?(BOWS)

日ごろエセ科学であるとかトンデモとかには自分は騙されないよ…なんて根拠も無く考えていたわけですが、もしかしたらこれはやられていたのかもしれません。 公正取引委員会(平成17年9月8日) バリアスラボラトリーズ株式会社に対する排除命令について(pdf)…

屍鬼読了

久しぶりに根を詰めて5冊連続で読み終えました。『屍鬼』という漢字を見ると思わずグールと訓んでしまうゲーム脳な私ですが、それなりに面白かったし一気に読ませるものはありました。不満がないわけではないのですが(特に全体が三つぐらいの色調に別れてい…

歳なんですかね…

今日も早く起きてしまったんですけど、ずっと読書。といってもすごい本とかじゃなくて、小野不由美の『屍鬼』を昨日読み始めてて、今朝は二巻の途中から。ミステリだラノベだといろいろジャンルはあっても、彼女の作品はちゃんと人間の愚かしさが描かれてい…

歴史修正主義と Hiroshima

夕方にちょっと買い物に出て、帰ってきてネットを覗いたらこの間の記事にいくつかトラックバックをいただいてますね。ブックマークコメントも見ました。 この件については単純にGoogleで検索してみても、わりに簡単にいくつかの興味深い結果が見られます。 r…

電脳コイルの板書

? 良い所 ・時間・場所にとらわれない いつ・どこからでも見られる ・得られる情報[多] 音声・動画など ・ユーザー同士で 情報交換可能。 悪い所 ・カリスマ性が ないとアクセス[少] ・一覧性[弱] 面倒。 ・ツールがないと 見れない (お年寄りとか) …

技能実習生がらみの事件

以前にも採り上げたことがありましたが、また外国人研修生・実習生がらみの事件がニュースになっていました。 実習生に賃金支払わず書類送検 下妻市にあった縫製加工会社が、中国人の技能実習生3人に半年分の賃金およそ280万円を支払わなかったとして筑…

続報

前に書いた記事の続報です。中国チワン族自治区での「一人っ子政策」(を出汁にした官の横暴?)とそれに対する民衆の反抗。まだ沈静化していなかったようで… 中国で4000人が役所襲撃、一人っ子政策不満また爆発 【香港=吉田健一】30日付の香港紙・蘋…

三浦展『下流同盟』

三浦展氏の本(これは編著ですが)は読んだのが『下流社会』についで二冊目です。書店に置いてあったのをパラパラ立ち読みして、具体例が面白そうだと買ってみました(朝日新書720円)。 面白い考察が諸処に見られ買った価値はあったと思いましたが、一つの…