2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

他者の痛みはわかるのか?

中里一日記より 2006年03月16日 痛みはわかるものではない 「人の痛みがわかる」という表現が流行りはじめたのは、いつからだろう。ここ数年のような気がする。 こういう表現はいったん慣用句になってしまうと、あまり深く意味を考えなくなってしまう。私も…

公立高の東大合格者増

東大合格数“異変”ゆとり教育“1期生” ≪地方公立「増」、常連私立「減」≫ 東大の入試戦線に異変が起きている。前期日程の合格者をみると、これまで受験に強くランキング雑誌の常連だった中高一貫型の私立高校が軒並み減少し、逆に地方の公立高校が躍進した。…

ご苦労様

週刊マナー美人 ■お疲れ様の項より 「ご苦労様」という言葉があります。これは目上の人が目下の人の労をねぎらう言葉とされ、目上に人には使うものではないとする会社が多いです。目上の人には「お疲れ様でした」という言葉を使います。言葉の意味を考えたら…

女子院生の「三冠」

ある程度ローカルな話かもしれませんが、理系女性院生には「三冠」という言葉があり、それは学位取得と就職(常勤)それに結婚をほぼ同時に達成することとされています。別に公の称号でも何でもないのですが、このうちのどれかに躓きそうになった時「三冠め…

キッズgoo

どうやらうちも「小さいおともだち」の目から隠されてしまっているようです(涙) かつては、「金玉均を知っていますか?」あたりに碁好きのおともだちがキッズgoo経由で結構来てくれたものなのですが…(遠い目) まあ、キッズにフィルタリングされて初めて…

信者である権利

essaさんがはてなに引越してきてからのエントリー 「信者」である権利と教祖の取締りの両立は可能か? イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは…

梅がほころび始めました

梅一輪 一輪ほどの暖かさ(嵐雪)A single plum blossom. But each one bring spring closer.

いい人も悪い人もいない

自分にいい(顔を見せてくれる)人とそうでない人がいるだけで、全部いい人、徹頭徹尾悪い人というものはいないのだと思います。その誤解は、ある人が自分にいい顔をしてくれなかったり、都合がよくなかったりした時、その責を相手の「悪い人」「愚かな人」…

わんこみにゅけーしょん

うちの犬は老犬で、もうよたよた斜めに歩くぐらいで(左後肢をうまくコントロールできない)、しゃがんでいることもままならないぐらいなのですが(お座りがおんなのこ座りになる)、どんなに弱っていてもいまだに近くの空き地でマーキングのチェックをかか…

情報戦略?

昨日採り上げた宮台氏の記事(こちら)は、一晩寝て起きて考えてみたら巧妙な情報戦略(=釣り)だったのかもしれないと思うようになりました。 私はまんまと釣られて、氏の新刊の宣伝をさせられてしまったかも。一本とられました(笑) あえてお馬鹿な文章…

Google Mars

[GoogleMars](← Go to Mars!) *1 *1:http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20098393,00.htm?tag=blogger.cb

少し追記です

真宗大谷派 円光寺のサイトに、村上春樹や脱退信者のカナリアの会などの書籍からみるオウム真理教についての解説がありました。 (こちらで用いられている書籍は、村上春樹『約束された場所で』・高橋英利『オウムからの帰還』・カナリアの会『オウムをやめ…

オウム関連

オウム新実被告、二審も死刑=「責任極めて大きい」−11事件で・東京高裁 地下鉄、松本両サリン、坂本堤弁護士一家殺害など11事件で、殺人などの罪に問われたオウム真理教元幹部新実智光被告(42)の控訴審判決公判が15日、東京高裁で開かれ、原田国男裁判長…

紙魚

そういえば引っ越してから二年ほど紙魚が出てきてませんね。蛍光灯の下で銀色に輝く紙魚は、私にとっても本という異界との間に存在する蟲だったのではないかと、ふと懐かしく思われました。

『蟲師』における他者

およそ遠しとされしもの 下等で奇怪 見慣れた動植物とはまるで違うとおぼしきモノ達 それら異形の一群を ヒトは古くから畏れを含み いつしか総じて「蟲」と呼んだ (コミック『蟲師』第1巻、講談社、p.3) 先日、フジ系の地上波で放送していた『蟲師』(原…

これはひどい

MIYADAI.com Blog「アンチ・リベラル的バックラッシュ現象の背景」 ■昔からフランクフルト学派の人たちが言ってきた通りで、権威主義者には弱者が多い。これは統計的に実証できます。私の在職する大学で博士号を取得した田辺俊介君の博士論文『ナショナル・…

他者の問題 

「他者」を語ること(つまり外部を語ること)は自分の捉える「私たち」(内部)を語ることであり、それは政治的なことなのかもしれません。それゆえ、上に書いたような視点に同調してくださる方が少ないということかも。 でもそれもなんだか… いろいろな考え…

どこまで信じ何をすべきか

昨日の松永氏の告白に対しいろいろな意見を目にしました。前歴を伏せて社会活動をしていたことの是非や、許せる許せない、当事者じゃないのに許すという言葉で語れるのか、はっきり心情を述べて納得させて欲しい…皆さん考えることは様々です。 (意見が多く…

ことのは

正直に言えば、私は「絵文録ことのは」は、まあ敬して遠ざけていたようなところがありました。有名どころではありますが、個人的に肌合いの違いを感じていたことが一つ。また私が常駐の掲示板から離れ、時折よそさまにコメントだけしていたような時、たまた…

オウム旧信者

松永氏@ことのはの前歴について話題になっていて、それで各所が責めたり責められたりということになっているということは少々遅れて知りました。一言触れたいと思っているうちに、事実関係についてはご本人があきらかにされたようです。 ことのはインフォー…

中絶も避妊もないカトリックだけの町…

中絶も避妊もない「カトリックの町」構想に賛否両論(CNN) 2006.03.12 CNN 米フロリダ州ネープルズ(AP) 厳格なローマ・カトリック教会の戒律に従い、中絶手術を受ける病院も、ポルノ雑誌を売る店もない町――。米実業家がフロリダ州に建設を進める新たな…

そう、コメントを書きながらふとそうだったのかと思ったのが、これは「劇的ビフォーアフター」の発想なのかもしれないです>棲み分け。なんということでしょう、今までプライバシーをめぐって確執を繰り返していた家族が、お互いのプライバシー空間を確保し…

支援者と代弁者

ある人たちを支援するという立場とある人たちを代弁するという立場、これには差があると私は考えます。 支援するという行為は、自分はその支援したい人と立場が違うんだという認識をしっかり持ち、そこでできる限りのことをしようというものではないかと思い…

好きな言葉

さてそのMaybe-naさん、そしてもう一つTBをいただいたid:antonianさんもある意味類似の状況におられるご様子。それは先日の私にも若干重なってくるように思います。 煎じ詰めて言えば「正義」の側から問い詰められていると申しましょうか、どうだと迫られて…

はてなの父

Maybe-naさんから届いたトラックバックは過去記事へのものでしたが、なぜ私が驚いたかと申しますと、氏の 「ラブラブドキュンパックリコ」3月29日からの一連のネタ記事「サルでもできるはてなダイアリー」を読んで、私は「はてな」で日記を書くことに決めた…

セクハラと言われずに交際を申し込むという課題

もう悲喜劇としかいいようがありません。 セクハラと言われないアプローチは? (44歳/男性)(サンマリエの広告ページ) 私は40台半ばの私立大学教員(社会科学系・男)です。 地方の大学に約10年勤務し、しばらく土地柄になじめなかったため、恋愛する気に…

見たいものしか見ていないかも

徳保さん@備忘録で「ゲーム脳問題:見ても見えない、聞いても聞こえない」という記事がありました。ここで言及されているゲーム脳に関するやりとりも興味深いのですが、私は彼の 狂人は自分が狂っているとは気付かない、という俗説がありますが、ひとつの考…

ダーウィンの悪夢

ようやく視聴できました。ビクトリア湖のナイルパーチに関わるドキュメンタリーです。 少々前情報を入れてしまいましたが、できるだけ先入見なしに見ようと思いましたし、フィルムもそれほど「作った」物語を入れているとも見えませんでしたので、内容はすっ…

「なぜ人を殺してはいけないのか」という言葉は誰に向けられてるの

なぜ人を殺してはいけないのか、という問いは倫理的な規範をその規範の外に立って問うものです。 この問いは誰に向けられているのでしょうか? もともとこれは自問する問いだと私は考えます。規範の中にあってそれを自明のものとするだけでなく、時に人はそ…

議論のあり方(「もの言うこと」の続き)

相手のことが「わかる」と感じることはありますし、「わかって欲しい」という願いも当然のようにあります。ただ、自分が捉える相手(他者)についての了解は、常に自分の思い込みに過ぎないかもしれないというおそれを忘れてはいけないと思います。他者理解…