2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

愛なき労働の日(日)

今日は一日中剪定と草引き。明日は出勤で雨(とのこと)。 Googleで検索 草取り の検索結果 約 755,000 件中 1 - 10 件目 (0.04 秒) 草引き の検索結果 約 73,200 件中 1 - 10 件目 (0.13 秒) 草引きというのは方言なのでしょうか? ともすれば「ウミネコの…

今日4月29日はカトリックでは「シエナのカタリナ」と呼ばれる聖女(イタリアの守護聖人の一人)の日です。彼女は1461年に列聖されています。(参考:聖者の日一覧) St. Catherine of Siena (Italian, one of more than 20 siblings, virgin, Dominican tert…

ビル・ゲイツが教育改革に乗り出す!?

あのビル・ゲイツ氏とLAの実業家エリ・ブロード氏が、6千万ドル(72億円相当)を使って次の大統領選挙で「教育」が重要な争点となるようにプロジェクトを立ち上げるそうです。このプロジェクトは「Strong American Schools」と呼ばれ、テレビ・ラジオのコマ…

ウェブに他者は…

きちんとまとまってないのでトラックバックを送ったりはしませんが、G★RDIASの4/27の記事「ウェブに「他者」は現われるのか?」を読んでちょっと感じたことなど。(アンテナに入れてます⇒) コメント管理、ネットでの悪意への対処という面と、その理由付けと…

国鳥(National Bird)

こちら経由で、中国の国鳥の話題を知りました。中国で「国鳥、ようやく丹頂鶴に絞り込み―国家林業局」ということだったのに、国の鳥が「日本」の名を持つ鳥では…という異論がでたということのようです。 「国鳥タンチョウ」に異論=英語名は「日本ヅル」−中…

噂と価値

増田の「■「都市伝説」たる検証可能性 」 なかなか面白い発想です。Wikipediaの「都市伝説一覧」の記事について「出典」に信頼性があるかと問い、「都市伝説とされる噂が実際に流れていたことが検証可能」か「その噂が事実ではないことが検証可能」かという…

みんながやっているから

「人は他者が欲望するものを欲する」という言い方が欲望の構造を表すならば、基本的に倫理も似た構造を持つのではないかとも思います。「人は周囲の人が願う在り方を願う」ということです。 ちょうど高校に入った子がその周りの皆の中で浮かないような格好を…

33個目の石関連

おもしろコミュニティ縁countさんより「米国大学乱射事件の遺族の心を逆なで!朝鮮日報の捏造記事」という記事。 朝鮮日報の「バージニアで見た『ゆるしの心』」というコラムで、VTの追悼式ではチョ・スンヒの魂も含めた33回の鐘が鳴らされ、33個の風船…

オーバーン大学(アラバマ)で韓国学生襲われる

Korean Student Assaulted At Auburn University(MSNBC) AUBURN, Ala. (AP) - Authorities said an 18-year-old Korean student attending Auburn University was assaulted by four males outside his dorm room. According to Auburn Police Captain Jer…

大学の工場モデル・サービス業モデルとFD

折に触れ考えてきた「大学のモデル」について、FD(Faculty Development)の義務化と絡めて書いてみます。 金沢大学大学教育開発・支援センター「週刊センターニュース No.148」(pdf)(2007年3月5日) ○●○新聞報道にみる「ファカルティ・ディベロップメント(FD…

倫理的判断についての過去の言及

以前にもこのようなことを書いておりました。 倫理とは簡単に言えば「何が善であるか」についてのある集団での共有される認識であって、しかもそれは純粋な形式としては導けないというのが今のところの倫理学の共通する考え方です。善とか悪とかの問題につい…

低力?

今日は陽気もよく暑いくらい…と思っていたら突然の雨。小一時間で止んだ雨あがりの道を近くの郵便局まで歩く。まあ少しは健康のことも考えようという小市民的な試みなのですが、湿気が高かったせいかちょっと汗ばんでしまいました。それでも気持ちのよい散歩…

子どもの哲学と青年の哲学

一つの事柄について論じ合っていても、何に関心があるか、その事柄のどこを見るかなどによって異なる帰結が出てくるものです。論理としての正当性が時に問題になりますが、それ以前に前提が違ったり、言葉の概念が違ったり、はたまたその論理にどれくらい関…

連帯責任を押し付けるとブーメラン

今日昼までにチェックしたソーシャルブックマークの中では、これが一番気になりました 木村幽囚記さんの「( *H*)y-~~自己分析する韓国人【韓国時事】」より VT銃撃事件で、韓国人留学生が犯人だったことに対する韓国社会の過剰な反応について、漢陽大史…

33個目の石(その後)

朝鮮日報で「石」が消えたことを報じる記事がありました。 米大学乱射:チョ容疑者追悼の場・手紙が消えた(朝鮮日報日本語版) バージニア工科大学の中央広場にあった、チョ・スンヒ容疑者を追悼するために設けられた場所が消えていたことが分かった。AFP通…

「はやぶさ」が明日

地球に向けて出発というニュースがNHKで流れました。 はやぶさ 地球に向け出発へ 姿勢制御装置のトラブルなどで地球への帰還が危ぶまれている小惑星探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は、25日に小惑星の軌道を離れ、地球に向けて出発させ…

33個目の石消える(中央日報<聯合ニュース)

チョ・スンヒ追慕碑は消え「愛が勝利」手紙置かれる 米バージニア工科大学内の中央にある広場「ドリル・フィールド」に設けられ、視線を集めていたチョ・スンヒの追悼碑が消え、その場に「私たちは君のことを過小評価した。愛が結局勝利するだろう」という内…

中勘助『提婆達多』(岩波文庫)

帯に曰く「激しい憎しみと嫉妬から仏陀に挑み続ける提婆達多の姿を通し我執の生みだす悲劇を描く」 もしそこに我々に救があるならば、提婆達多こそまことに救われるであろう。提婆達多が救われずば、我々の誰が救われるであろうか。 この静かな叫びが胸を打…

仏教は哲学じゃなくてもいいんです。エライ人にはそれが(以下略)

聖天説話 かつて摩羅醯羅列王という魔物がいた。この魔物は牛肉と大根を食い、牛がいなくなれば死人の肉を食い、その肉もなくなれば生贄の人の肉を食らっていた。困った人々はこれを討伐しようとしたが、摩羅醯羅列王は毘那夜迦と変じて天の彼方に眷属ととも…

清浄歓喜団

京都の人でもあまり馴染みがない「清浄歓喜団」。 現在は八坂神社の石段下南、京菓子司「亀屋清永」だけで作られています。 うちのブッタにお供えしていましたが、そろそろ食べましょう。 八つ橋生地で包んで堅めに揚げた餡ドーナツ+お香のかおり…といった…

ある前置き

私はエッセイとかブログの記事とかの面白さの一つは、今まで考えたことのなかったもの同士の組み合わせの妙味にあると感じています。あれとこれ、ほとんどの人がおそらく考えてもいなかったものが組み合わせられて、それが人生とか恋愛とか病気とか政治とか…

うたがいのつかいみち(解答編?)

昨日のエントリーから、ゴフムさんの提示した疑い みんなは、世界はずうっとむかしからある、と言っているが、そんなことはとってもうたがわしい。もしかしたら、この世界は、おれが生まれる5分前にはじまったのかもしれない。そうじゃないっていう証拠はな…

昨日のエントリーをあげた理由(責任論関係)

責任というものを考える上で、私がごく最初期に意識した一つの問いがあります。それは、 親が罪(極端には殺人など)を犯した子供は、それを理由にいじめられたり罵られたりしてもよいか というものです。私の答えは「罪は遺伝するはずもないので、もしクラ…

ポリティカル・コレクトネスが考慮されない

G★RDIASの記事「On Faith」のコメント欄のやり取りと、その中でのantonianさんの次の言葉 antonian 『日本では宗教心を確信している人はマイノリティですね。ネットなどを見ていると「宗教」に対する無知と偏見に満ちています。宗教者が無意識に、素直に吐く…

これは…

【写真】「加害者も犠牲者も極楽往生」 韓国、中央日報の日本語版の(写真)記事です。 米バージニア工科大銃乱射事件の犠牲者のための33の灯りがソウル曹渓寺(チョゲサ)の大雄殿前にかけられた。灯りは死者の極楽往生を祈るもの。犠牲者らの名前と犯人…

hishimaruさんへ2

まず後ろの方のご質問から 国と個人との関係においては、罪刑法定主義は重要な原則ですが、他の共同体、すなわち地域・会社・家族・友人という共同体においては、普通は明文化されたルールはありません。その共同体内での“常識”によってルールが決められてい…

うたがいのつかいみち

福音館書店の児童雑誌に、月刊『たくさんのふしぎ』というものがあります。対象は小学校中学年あたりですが「絵を中心に見ると、低学年生にも楽しめ、文や絵の内容を深く読みこめば、高学年生も楽しめます」とされています。 見開きページの片側が全部文字(…

高砂慰霊碑の件

上記エントリーに関わって、ここで日本軍に協力した台湾の高砂族の慰霊に関する一つの事例を書きとめておきます。 1985年以降、日台両国の戦友会や遺族の努力が始まり、1990年に台中市の宝覚禅寺に李登輝氏(当時中華民国総統)の揮毫した「霊安故郷」という…

加害者の慰霊

G★RDIASの記事、「「33個」目の石−−バージニア工科大事件続報」についてです。 これは「バージニア工科大学事件の追悼がキャンパスで行なわれているが、キャンパスに置かれた犠牲者追悼のための「石」に、33個目の石、つまり容疑者のチョ・スンヒ…

島田裕巳『中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについて』

東大宗教学の柳川啓一門下の兄弟弟子で、院生時代も重なる二人が*1、どうしてこういう論争(といいますか、島田氏による一方的な断罪にも見えるのですが)をしなければならなかったのかということに興味を持ち、表題の書籍を購入して読みました。(亜紀書房…