韓国

一触即発?竹島問題

日本の調査船が竹島近海の測量調査に出ている件で、どうにも韓国の興奮が高まっています。これはあくまで二国間の領土問題なので、両国以外のメディアでこれを採り上げているところはまだないようですが(※)、調査に伴って不測の事態があれば、隣国で準同盟国…

「恨(ハン)」とルサンチマンは違う

昨日のWBCでは日本チームが快勝して、リーグ戦で二敗した相手の韓国チームを降して決勝進出を決めました。こんなこともあるんだなとびっくりするやら喜ぶやらなんですが、次のキューバ戦もがんばってください(一度も試合は見ていないんですけど…笑。何かWBC…

二極化問題の陰画

【社説】貧困問題は「強者のどん欲さのせい」と主張する大統領府 大統領府がインターネットのホームページに、「2極化という時限爆弾、これ以上放置できない」という特集シリーズを連載しはじめた。このシリーズは10回の連載が予定されているという。「2極化…

歴史教科書内部批判

「韓国の高校の近・現代史教科書、理念的に偏っている」(上) 韓国歴史学の重鎮・崔文衡教授の韓国高校歴史教科書批判 「韓国の高校の近・現代史教科書は、民族統一志向の民衆・民族主義に陥っている。感傷的な民族主義と、民衆至上主義に陶酔し、国益まで…

そして結末へ(黄禹錫偽データ問題)

これはもしかしたら韓国科学界にとって取り返しのつかない大スキャンダルになるのではないでしょうか? 「黄禹錫教授のヒト胚性幹細胞、存在しなかった」 黄禹錫(ファン・ウソク)教授が2005年に「サイエンス」誌で発表したヒト胚性幹細胞(ES細胞)は、存…

黄禹錫教授謝罪

7時のNHKニュースで、黄禹錫ソウル大教授が一切の(教授職以外の)公的地位から降りる旨を述べた謝罪会見の模様を流していました。倫理的問題があったと認め、前面全面的な謝罪です。(NHKのサイトにはあげられていません)(→過去日記) 「卵子、部下2研…

卵子提供ビジネス

今年一月の生命倫理法施行以前の話に限定しますが、法的縛りのなかった韓国で、卵子提供やその斡旋がビジネスとして成立していたのは秘密でも何でもない話でした。ですからソウル大の研究で卵子提供者に金銭を渡していたことに対して、何が悪いのかという気…

生命倫理学

次の記事に少なからずショックを受けました。生命倫理学について前に書いたものをもとに、少しコメントしたいと思います。 [解説]揺れるソウル大ES細胞研究 卵子提供巡る疑惑 韓国側に説明責任 胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究で世界をリードする韓…

一つの仮説

question:1128960118 反日を主張する韓国人と、それに反論する日本人の議論において、なぜ統一の見解が導かれないのでしょうか?合理的に説明してください。 何度か答えようと思ったのですが、結局答えていません。こんなことを書こうと思っていました。 韓…

韓国の漢発言

比較的最近日本に渡って来た韓国の方と飲食したりすると、絶対に日本の「割り勘」について苦笑交じりに皮肉られます。年上の者、男性、そういう方が皆の分を払おうとしないのにすごく違和感を感じるみたいです。いわゆる「立場が上」の者が懐の広さを見せる…

知れば知るほど…

私がこの日記を始めたのは四月の半ばでしたが、まさか自分でこういうことを始めてみようとは思いませんでした。普通の日記でさえ長続きしない私ですから。ただ、ひと様のところに行って読ませていただくことは続いてきていましたし、今年に入ってちょっと積…

嫌韓という現象

昨日は熱くなって東浩紀氏のエッセイ『「嫌韓流」の自己満足について』の読後感を書きましたが、落ち着いて書いた方がよさそうに思いましたので書き方を変えて再度批判を提示いたしたいと思います。 結局のところ東氏は「嫌韓」というものを何か人が目指す目…

東浩紀氏の『「嫌韓流」の自己満足』について

東氏が「嫌韓」についてネガティブに書かれているということを小耳に挟みましたので、お昼に本屋に行って『論座』朝日新聞社、10月号を購入してきました。論座を買うのは初めてでした(笑。 一読後(短いエッセイですのですぐ読めます)の感想を書かせていた…

昨日のついでに(朝鮮語と日本語)

昭和三十年、フロイトの先駆的な紹介者である医学博士安田徳太郎氏の『万葉集の謎』、光文社、が世に出ます。ここで語られたのは「日本語レプチャ語起源説」で、ヒマラヤの谷底に住むレプチャ人の語る言葉が日本語につながり、『万葉集』の歌のほとんどがレ…

憲兵警察

SAMURAI7を見ておりまして、ちょっと気になったのがサムライ狩りをする警邏隊(警察)の人数が少ないのではないかということでした。最初は円筒ロボットなども機動力として持っているのでそれなりかなとも思いましたが、カツシロウの刀で両断されるくらいの…

靖国信仰を捨てろと言う人

ひさびさに靖国神社のことについて触れますが、それがこのような暴論に接してであるということを悲しく思います。また八月がやって参りました。靖国についてかまびすしくなることでしょう。しかし何が言われたとしても、参拝なさりたい方はして、関係ないと…

一人のアメリカ人が見た韓国(続)

昨日触れたこちらのサイトの「Check Out Incestuous Amplification On Korea」に書いてある、ケビン氏が見た韓国人の奇妙な「反米主義 anti-Americanism」は次のようなものです。 韓国では、反米の抗議者たちはナイキやリーボックを履いている。彼らはアメリ…

一人のアメリカ人が見た韓国

もうリンク切れになってしまっているのですが、かつてIncestuous Amplificationという名称の在韓アメリカ人の方のサイトがありました(現存するIncestuous Amplificationは全く別の方のブログとなっています)。 そこがどのようなものであったか、たとえばこ…

金玉均

今でこそ忘れられかけていますが、李氏朝鮮にも親日派の人物がいました。もちろんそれは「売国奴」みたいなおかしな意味ではなく、日本を評価し、日本と結ぶことによって朝鮮を変えていけると考えた人です。歴史のいたずらで今の韓国での評価は極めて低いと…

両班とは

知り合った韓国人留学生の何人かは自分の家の過去を「両班(ヤンバン)」であると語っていました。でも最初にこの語を聞いた時には全く知識がなく、そういわれても何の感慨も湧きませんでした。 李朝の政治システムはChina王朝の制度に由来します。絶対権力…

被害を主張する人々

社会ニュース 更新日時 : 2005年05月18日(水)16:19 (朝日新聞) 2005年05月18日(水) サハリン残留朝鮮人 来日の2世、補償を訴え サハリン残留朝鮮人2世で現地の「新高麗新聞」の名誉社長、成点模(スン・チョンモ)さん(74)と妻の金梅子(キム・メージ…

儒教あれこれ その6

半島での祭祀 その5で述べました四代祖(曾々祖父、曾々祖母)までの祭祀は、それぞれの命日に祀られます。これを忌祭祀と言います。これはもともと命日の午前零時から夜明けまでかけて行なわれていました。また、時祭というものがありまして、これは陰暦十…

儒教あれこれ その5

儒教が宗教であるとされるのは、先祖祭祀を重視しているからです。以前にも述べましたが、原始仏教以来もともと仏教は葬送儀礼を持たず(死者の供養などは在家に任せておけ、とは釈迦の言葉)、葬儀儀礼を儒教から取り入れて東アジアに展開したという歴史を…

外国人参政権

外国人参政権が問題となる中、国会議員による次のような発言があります。いずれの政党の方の発言かおわかりでしょうか? 「たとえ永住権者だといっても、国民でない外国人に参政権を与えることは憲法に違背する」 「憲法が、全ての国民は法律が定めるところ…

1円訴訟

韓国・朝鮮人の名前の現地語読みは、現在では政府・マスコミを通じて、相互主義的取り決めによって行われています(つまり向こうでも日本人の名前は日本語読み)。 漢字教育の比重をあえて小さくして漢字が読めない世代比率が高くなってきていた韓国では、日…

儒教あれこれ その4

理と気あれこれ 朱熹は「理」と「気」という2つの基本的なカテゴリーの上に作られた二元論の哲学を唱えます。形而上の「理」と形而下の「気」は全く異なるものながら、互いに単独で存在できない不即不離のものであると。そして「理」が人の本質・本性であり…

儒教あれこれ その3

東アジアの人々の生き方に影響を今なお与えているとも言われる儒教、そしてその中の朱子学について、ちょこちょこ調べたもの、耳に入ってきたものを残しておきたいと思います。 朝鮮への影響 前に述べた宋の状況「極端な文治主義・官僚層の貴族化・内部抗争…

儒教あれこれ その2

東アジアの人々の生き方に影響を今なお与えているとも言われる儒教、そしてその中の朱子学について、ちょこちょこ調べたもの、耳に入ってきたものを残しておきたいと思います。 朱子学での身分感覚・華夷秩序 儒教が望む調和は、従前の身分関係も含まれたま…

儒教あれこれ その1

東アジアの人々の生き方に影響を今なお与えているとも言われる儒教、そしてその中の朱子学について、ちょこちょこ調べたもの、耳に入ってきたものを残しておきたいと思います。 儒教 紀元前6世紀孔子に始まる儒教はもともと一つの哲学と考えられるようなもの…